あるあるトラベル

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世界ふしぎ発見非公認ミステリーハンターが旅する

オーストラリアで出会った野性的な男

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2017年11月 東京

この日、僕は友達のコウヘイさんと1年半ぶりに会い、東京で飲んでいました。

日本で会うコウヘイさんは元気いっぱいなのは間違いないが、どこか目の輝きが以前とは違うようにみえました。まるで檻に入れられたライオンというかなんというか。

きっと日本の生活がこの人に合っていないのだろう。

 

彼と初めて会ったのはオーストラリアのヴィクトリア州にある小さな「Cobram(コブラム)」という町です。

 

チェリーファームで働くことになった僕は、メルボルンからバスで3時間ほどのところにあるコブラムの町のバス停で、ファームの人と待ち合わせました。そこから車で宿舎まで送ってもらいました。

そこは遠い昔、囚人が収容されていたのかと思うほどボロボロの宿舎でした。隙間だらけのこの部屋に、ムカデとカマキリを足したような見たこともない生き物が部屋に出て、二人で騒ぎながらなんとか退治したこともありました。

その話は今度書くとして今日は、そこで出会ったコウヘイさんについて紹介します。

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野生的オーラ

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そのボロボロの宿舎で同じ部屋だったのがコウヘイさんです。

扉を開けるとそこには明らかに只者ではないオーラと野生的な雰囲気を持つ男がいた。眼はギラギラしていた。

それは僕が今まで会った人の中で断トツのワイルド系男子でした。日本でワイルドと言えばスギちゃんか藤岡弘、そしてコウヘイさんだろう。

そのくらい、この人を例えるなら「ワイルド」と言う言葉がピッタリだ。

それまで僕は日本の中では不潔なほうだと思っていた。3,4日くらいシャワーを浴びない日もあったり。しかしコウヘイさんは遥かにそれの上を行っていた。

コウヘイさんは不潔と言うかワイルドなので、「2週間に1回くらい水浴びれればいいんだよ。」というような感じだった。

ステーキを食う時は、ステーキをまな板や皿の上に置かず、その辺にポンと置く。そして塩コショウをして少し待ってから焼くのがいいらしく、少し待つ。その少しの間に寝てしまう。そんな予想不可能な行動を何度も目にした。

この人によって僕の不潔さというか野生的な部分がかなり引き出されいきました。アウトドアも大好きで話が合い、キャンプ技術もいろいろ教えてもらいました。

 

格闘家

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コウヘイさんのギラギラした眼の正体。彼は総合格闘家だったのです。日本でプロの試合にも出ています。

後にグラップリング(組技、寝技)の西オーストラリア王者となった男。

自分の階級の試合で優勝したあとに、60㎏台の彼が無差別級にも出場し、100㎏超えの熊のような奴らと試合をして、無差別級の階級でも3位に入ってしまうという実力者。

僕が初めて野原のど真ん中で「スパーリングしようぜ」と言われた相手です。

仕事以外は、スパーリング、筋トレ、ランニングと身体を共に鍛え、劣悪ファームから脱獄し、その後の多くの苦楽を経験したオーストラリアでのパートナーです。

 

豪快

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野生的なこともあり、全てが豪快です。

仕事のない日は昼間からウイスキーを飲んでいます。どんなにお金がなくても僕にお酒をおごってくれました。

オーストラリアで月に5GB使える携帯も格闘技動画や、音楽動画などを見て、3日で使い切ってしまうという強者。よく動画を僕にもみせてくれましたが、僕の方が通信量を気にしていました。

通信量を使い切ってからはチャリを乗り回したり、釣りをしたり、スパーリングしたりと原始的な遊びに変わります。

ただの計画性のないバカじゃないかと思ってしまう人には、この人の魅力はわからないだろう。

笑い方も豪快です。1年半ぶりに初めて日本で会うことになり、池袋駅前で待ち合わせました。僕がオーストラリアで買った服を着ているのを見て「それは。。。」と言って、人ごみの中で急にしゃがみ込み、地面を手で叩きながら爆笑していた。笑い方も豪快でコウヘイさんだなと懐かしくなった。

 

属性を見分ける

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彼には特殊能力があり、人を瞬時に属性に分けることが出来るということです。

火、水、土、木、光、闇。何種類あるのかは知りませんが、まるで何かのゲームのよう。

コブラムからMansfield(メンスフィールド)という、小さい町に移動し、別のファームでチェリー収穫の仕事をしていました。そのときは小さいキャンプサイトに住んでいました。サイトの中に池や小さいプール、誰もやってるを見たことがないパターゴルフ場がある、のびりとしたところです。

ある日の夕方、仕事が休みでそのキャンプサイトで僕が休んでいると、スロット屋さんにいるコウヘイさんから電話がありました。

コウヘイさん「スロットで勝ったから飲み行こうよ。今キャンプサイトにタイタン向かわせてるから。」

僕「え?」

コウヘイさん「だから土属性の奴が行くから外出て待ってて。」

外で待っているとタクシーが1台やって来ました。運転席を見ると、まさにタイタン以外の名が思いつかないほどピッタリなタイタンがやって来たのです。その町には5台くらいタクシーがあるのですが、いつタクシーを呼んでもタイタンが来るそうです。

俺、召喚士になったわ。と、わけわからないことを言っていましたが、いや・・・すでに属性の時点で少しわけがわかりませんが、妙にしっくりくる属性に分けてしまうのです。属性分けについての能力は本物です。

 

まとめ

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野性的ではあるが、決して人に手を上げることはなく、友達思いの優しい人です。

魅力的な人のところに人は集まるのだなあと思いました。

コウヘイさんとの旅は、(旅と言うより冒険と言ってもいいかもしれない)辛いことが多かった。泣いた。過呼吸で泣いた。でも、思い返せば最高でした。

冒険中はロマンティックあげるよをデタラメに英訳してよく二人で歌っていた。

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最後まで読んでいただきありがとうございます。